レソトの人々について
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人口:216万人(2021年:世銀)
首都マセルの人口は、330,760人(2016年国勢調査)
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民族:主にソト民族
アフリカでは、複数の民族からなる国家が多いですが、レソトは、ほぼ単一民族の国家といえます。
ただ、実は、元は異なる民族出身の人々が集まり、レソト独立の際に、初代国王モショエショエ Iが
ソト語を話そう!と統一したのだそうです。
そういった歴史的背景からか、また、地理的・経済的にも、周囲の諸外国に頼らざるを得ない
状況ということからか、レソト人は、外国人や文化に対して、とても柔軟に見えます。
男性は、ブランケットにブーツ、頭にはバソトハットかぶっているのが、伝統スタイルです。
女性は、美しいSeshoeshoeという布でドレスを作ります。
また、とにかくお酒が大好きです。一度に750mlのビールを50本ほど飲む人もいます。
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言語:ソト語(公用語)、英語(公用語)、ズールー語、コサ語
現地の人々は、主にソト語で会話をしていますが、首都マセルでは、ほとんどの人が英語も話せます。
地方へ行くと、英語を話せる人が少なくなりますが、若い世代には比較的英語が通じます。
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宗教
主に、キリスト教がほとんどですが、若い世代ではあまり信仰は強くなく、
教会へ行かない人も少なくありません。
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食事
主食:パパ(トウモロコシ粉を練ったもの)、サンプ(トウモロコシのお粥のようなもの)
ボホベ(パン、蒸したやつが主流)、ライス(米)など
主菜:鶏肉、豚肉、羊肉、牛肉、カモ肉、など(牧畜・畜産がとても盛んです)
副菜:モロホ(青野菜)、ディナワ(豆)、ビーツ(紫のカブのような野菜)、など
その他:モトホ(ソルガムの発酵飲料)、ケメレ(ショウガジュース)、
マコエニャ(揚げパン)、チップス(フライドポテト)など
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HIV感染率:20.9% (15-49歳) (2021年、UNAIDSデータ)
15-49歳女性:26.1%、15-49歳男性:15.7% となっています。
一時、25%(4人に1人)とまで言われた感染率ですが、少し現象傾向になっているようです。
エイズ発症を予防する薬も無料で手に入り、周囲にも打ち明けて協力を求めるなど、
HIVに対する対策・意識も高くなり、予防が進んできているようです。
レストランやホテルのトイレなどにも、コンドームの無料配布をよく見かけます。
【引用・参考元文献】
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在日レソト大使館ホームページ http://lesothotokyo.com/jpn/basic_data/index.html
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レソト政府ホームページ https://www.gov.ls/about-lesotho/ https://www.gov.ls/public-holidays/
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UNAIDS レソト factsheet https://www.unaids.org/en/regionscountries/countries/lesoth